7月8日(月) 「2024度 ネットワーク形成事業助成交流セミナー」をホテルポールスター札幌にて開催いたしました。ご多用のところ、ご出席いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。
今年度助成金を受領された新規プロジェクト3団体、継続プロジェクト5団体、終了プロジェクト2団体による2023年度活動報告プレゼンテーションのあと、過年度受領者からのスピーチと質疑応答、最後に共通課題に関するグループディスカッションを行いました。今年度は、過年度プロジェクトにもご出席をいただき、総勢41名で行われた交流セミナーの様子を写真にてご紹介いたします。
<受付の様子>
<開会>
<理事長挨拶>
<選考委員長挨拶>
◆新規プロジェクト紹介
《2024年度》
プロジェクト名:学生団体ISARIBI withを中心とした学生と地域が繋がる
ネットワークの形成
NPO法人きたのわ 遠藤千尋さんからの質問 |
《2024年度~2026年度》
プロジェクト名:プロギングin北海道~足元から世界を繋ぐ~
㈱やまのかいしゃ 野中穂さんからの質問 |
《2024年度~2026年度》
プロジェクト名:いのちと地域をつなぐ食!地域をつくるまおいごはん!
◆継続プロジェクト活動報告
《2023年度~2025年度》
プロジェクト名:近未来地域課題解決・広域型地学協働プロジェクト
NPO法人サッポロ・ミツバチ・プロジェクト 多久島和子さんからの質問 |
《2023年度~2025年度》
プロジェクト名:女性アスリートの心身をサポートするワンストップ型
web相談窓口開設プロジェクト
NNPO法人きたのわ 津田光子さんからの質問 |
《2023年度~2025年度》
プロジェクト名:劇場を拠点とする多文化共生のための対話の場の創出
代表者 平田未季さんによる発表 |
㈱やまのかいしゃ 木野哲也さんからの質問 |
《2023年度~2025年度》
プロジェクト名:ミツバチがつなぐヒトとマチ
~都市型養蜂からサスティナブルなまちづくりへ~
《2022年度~2024年度》
プロジェクト名:高校生・大学生向け創業支援ネットワーク形成プロジェクト
日本赤十字北海道看護大学 根本昌宏さんからの質問 |
◆終了プロジェクト活動報告
《2021年度~2023年度》
プロジェクト名:市民主体の対話によるまちづくりのためのプラットホーム構築
~北海道で市民ファシリテーターを増やそう~
代表者 宮本奏さんによる発表 |
《2021年度~2023年度》
プロジェクト名:さっぽろ里山会議
代表者 永田勝之さんによる発表 |
◆ゲストスピーチ
・日置真世 氏 (NPO法人地域生活支援ネットワークサロン 代表理事)
2015年度~2017年度 ネットワーク形成事業助成A 受領プロジェクト代表者
プロジェクト名:「生きづらさ」を原動力に「生きること」の意味を再発信!
「生きづらさ」を、自ら実感・体験した若者たちが語り合い、発信することで課題の核心を
地域社会に問いかけ、多様な人たちの解決へのアクションへとつなげます。
NPO法人きたのわ 津田光子さんからの質問
日置さんには、これまで長年続けてこられた活動内容を中心に、プロジェクトの取り組み方や経験談など多くの事柄について講演して頂きました。
また、出席者の質問には丁寧に回答され、プロジェクトの悩みを解決するためのアドバイスや問題点への関わり方を共有してくださいました。
〈参加者からの感想〉
・足元にある一番大事なことを教えてもらいました。
・どの言葉も直球で沁みました。
・課題の掘り下げ方やそのパワフルな具体に感心しました。
・日置さんの言葉、メッセージ、実際のご活動、1つ1つに感銘するところが多かったです。
・事業の広げ方についての一つの指針を頂くことができました。
・物事はシンプルに考えていいんだなぁと思いました。
・貴重なヒントをいただきました。
・1つ1つの発言に重みを感じました。
・常にオープンマインドで居続けることの大切さを考えました。
・自分の思い描く未来像に近い考えが聞けて、モチベーションが上がりました。
・思いが共通する部分があるなと感じました。
・すべてのプロジェクトに共通する核心的なお話しでした。
・支援者としての心構えもとても考える機会になりました。
・現場・実践経験から裏付けられたお話は、ものすごく説得力があり、多くの学びをいただきました。
・とても示唆に富んだお話をいただいたと思いました。
・さび付き始めた思考回路に刺激を頂きました。
◆ディスカッションタイム
【テーマ1】事業の持続可能性について
・助成終了後における事業の継続において、重視していること、実践していること、課題とその解決策など。
【テーマ2】ネットワーク形成について
・プロジェクト活動において留意していること、大切にしていること。
・助成終了後の他プロジェクトとの交流ついて、今後できること、やってほしいことなど。
全プロジェクトの共通課題でもある上記2テーマについて、6テーブルに分かれてディスカッションを行いました。
他団体・幅広い分野の活動についての悩みや課題を共有し、タブーなく色々な意見が飛び交う中で、実質的なアイディアや、解決のためのヒントを交換することでき、皆さんのモチベーションアップに繋がるとても有意義な話し合いの時間となりました。
ディスカッションした内容を各テーブルのファシリテーターから発表していただき
参加者全員にシェアリングを行いました。
〈参加者からの感想〉
・グループのシャッフルは楽しかったですが、全員が話しきれない感じが少し残りました。
・他の団体さんの悩みや課題が聞けて、自分たちだけではない、一緒に解決していけることがあるかもしれないと、お互いの経験や知恵を持ち寄れる場は大変ありがたかったです。
・ぐっと距離が縮まり、意外に協力しあえることもありそうで、新たな出会いにワクワクしました。
・内容を互いに深めるには時間と段取りがさらに必要かという気がしました。
・幅広い分野の方々との実践的な苦労話やアイディア交換など、とても参考になりました。
・共通の意識をお互い認識することができ、近い想いでやっていることが見えて良い時間でした。
・具体案の提示があって分かりやすく参考になりました。
・活動に足りていないことを認識できたのが何よりも良かったです。
・自分の抱えている問題点を拾っていただき、具体的なアドバイスをいただけて良かったです。
・楽しい、やりたい、を突き詰めていくことが大事だと思いました。
・答えは一つではない、様々な考えを安心して表現できる(保障されている)場であった事が最高に良かったです。
・他プロジェクトの活動状況を知ることができて、モチベーションアップに繋がりました。
・先輩の皆さんのアドバイスが的確で参考になりました。
・まとめることが目的ではなく、どんな点が気になっているかを洗い出すことが肝要だと感じました。
<開会>
◆集合写真
(上段左から)
木野さん、神監事、根本さん、棚橋選考委員、内山選考委員長、石本理事、野中さん、永田さん、秋山理事長、大原常務理事、桜井事務局長
(中段左から)
事務局・岩﨑、岡村さん、宮澤選考委員、三浦さん、松井さん、日置さん、津田さん、馬場さん、前川さん、遠藤さん、坂本評議員、湯浅評議員、東田さん、加藤元選考委員長
(下段左から)
谷井さん、菅野さん、浜中さん、石原さん、山内さん、健名さん、菅原さん、本田さん、多久島さん、櫻庭さん、後藤さん、宮本さん(撮影:吉田カメラマン@Studio Green)
◆自由交流会
自由交流では発表内容に対する補足説明やコアな部分について対話している様子が見られ、新なコラボにつながるプロジェクトもあったようです。発表の中だけでは知ることのできない人柄や、活動にかける想いなどを共有できる貴重な時間となりました。
今年度は会場がホテルということもあり最初は緊張気味でしたが、休憩タイムには笑い声が響くなど、終始アットホームな雰囲気での交流会となりました。
また、とても意義深い時間になったようで、参加者より多くのご感想をいただきました。ありがとうございました。
〈参加者からの感想〉
・過去採択団体の方とも活動の話ができるのは嬉しく、安心して楽しく過ごせるセミナーでした。
・時を同じく奮闘しておられる方々との出会いも大変嬉しく思いました。
・ネットワークという観点では、内部・採択者に限らず、関心ある一般参加者の席を用意してみるのも、広がり・繋がり・出会いなどの点でアリかもと思いました。
・とてもスムーズに進行されていて、心地良く参加することができました。
・多岐に渡る皆様の活動を知ることができて、自分に出来る事をさらに頑張りたいという気持ちになりました。
・多職種の方々の熱い想いが形になり、どの活動も無二で意味深く、なくてはならない活動と感じ、刺激を受けました。
・可能であれば、週末や祝日に開催していただいた方が出席しやすいです。
・横のつながりを実感することができ、自分達の事も立ち返ることができる良い機会となりました。
・アンケートがGoogleフォームなどになっているとさらに回答しやすいと思いました。
・どんな助成元よりも暖かく上品で自分たちの活動が「若いから」となめられることなく、とても良い時間を過ごすことができました。
・成果や結果が出るのに長期の時間が必要な課題に関する評価の考え方を整理してほしいです。
・上質な価値ある時間を頂き「元気を頂いた」と実感しています。
・助成終了後もサポートして下さり本当に感謝しています。
・苗が育つには20年~30年が必要、秋山記念財団のOB・OGが10年後、20年後の集まることができるような活動をしたいと思いました。
・一人一人が特定の人以外にも積極的に話しかけてる印象を持ち、財団の企画に対する感謝の気持ちも感じ取ることが出来ました。
・皆さんの率直な思いやお話は、個々が学びあい成長することで、更に新たなネットワークを生み出し、社会に働きかけていく力となると思いました。
これからも活動報告などを通じて、皆さまとのご縁を大切にして参ります。
次回もお目にかかれますことを心待ちにしております。(秋山財団 事務局)
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