デジタルコンテンツⅢ 「愛生館事業と松本順」 ~いのちを支えた先駆者の軌跡~
幕命により医学伝習生として長崎に赴いた松本順は、そこでオランダ軍医ポンぺ先生に出会い、衛生思想を基本として、講義と臨床医学の2本立ての教育を受けながら、3年後に養生所の設立に尽力する。
やがて戊辰戦争により幕府が倒れ、松本順も一時捕らわれの身となるが赦免され、初代軍医総監となって「陸軍軍医制度」を確立する。だが、松本順が目指していたものは民間治療法なる三十六方と衛生思想の普及であった。館主高松保郎からの「愛生館事業」への協力を受けて顧問となり、民のいのちを支えていく。
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