愛生館文庫
東京神田で創業した愛生館が札幌で独立し、唯一名を残して108年続いた医薬品卸の旧秋山愛生舘(現㈱スズケン)。そのルーツである西洋輸入薬販売の『愛生館』に関する書物・文献など約8千点を所蔵し、その一部をギャラリーに展示しています。北海道でなじみ深い「秋山愛生舘」ですが、それ以前に、明治の初頭~中期に始まった、民間による全国的健康増進のための『愛生館事業』の存在があります。
◇概要
◇愛生舘130年のあゆみ
2019年10月薬業歴史資料室「愛生館文庫」ギャラリーを創設
愛生館事業とは
愛生館事業の理念は『愛生済民(生・いのちを愛し民を救済する)』です。
・山間僻地までの医薬品供給、医師の診療を受けられない病人の救済、貧者・弱者への施薬
・利益追求ではなく、あくまでも民間の衛生・治療の便益を図る事を最優先に本業を成す
4人のキーマン達は、民の力で1人でも多くの病に苦しむ庶民を救おうと「愛生館事業」を立ち上げました。
デジタルコンテンツ
近代日本の健康増進を目的とした愛生館事業の歴史を後世に残すものとして、デジタルコンテンツに収録しました。それらを通して生命科学の普遍的な社会貢献活動、およびそのネットワーク形成にも繋がることを期待します。
< ブログ「秋山孝二の部屋」>
秋山理事長の愛生館への想いが、愛生館の「こころ」シリーズにも綴られています。