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愛生館文庫

愛生館文庫

東京神田で創業した愛生館が札幌で独立し、唯一名を残して108年続いた医薬品卸の旧秋山愛生舘(現㈱スズケン)。そのルーツである西洋輸入薬販売の『愛生館』に関する書物・文献など約8千点を所蔵し、その一部をギャラリーに展示しています。北海道でなじみ深い「秋山愛生舘」ですが、それ以前に、明治の初頭~中期に始まった、民間による全国的健康増進のための『愛生館事業』の存在があります。

◇概要

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◇愛生舘130年のあゆみ

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愛生館事業とは

愛生館事業の理念は『愛生済民(生・いのちを愛し民を救済する)』です。
・山間僻地までの医薬品供給、医師の診療を受けられない病人の救済、貧者・弱者への施薬
・利益追求ではなく、あくまでも民間の衛生・治療の便益を図る事を最優先に本業を成す
4人のキーマン達は、民の力で1人でも多くの病に苦しむ庶民を救おうと「愛生館事業」を立ち上げました。

近代日本の健康増進を目的とした愛生館事業の歴史を後世に残すものとして、デジタルコンテンツに収録しました。それらを通して生命科学の普遍的な社会貢献活動、およびそのネットワーク形成にも繋がることを期待します。

秋山財団・愛生館文庫で所蔵している愛生館関連の所蔵書籍や資料並びに貴重な文献等を紹介する。   
今から136年前の1889(明治21)年に、創業者髙松保郎が一冊の『愛生帖』を携え、時代の名士らの賛同を得ると同時に、松本順初代軍医総監からもお墨付きを得て、日本で初めて世に出たと言われる西洋薬剤『松本順処方愛生館三十六方製剤』が東京神田の「愛生館」から生まれた。明治中期~大正期迄に出版された貴重書籍(原著等)並びに当時の愛生館に纏わる新聞記事などから、興味深い資料を選び、要旨・概説を加え更新していく中で、資料が語るくすりの余話、研究者への『一助』ともなることを期待する。

秋山理事長の愛生館への想いが、
愛生館の「こころ」シリーズにも綴られています

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