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贈呈式の感想”第二弾”

category : お知らせ, 贈呈式・交流会 2013.11.22

 

選考委員の責任の重みを痛感しつつも、特に高校生のプロジェクトに身近に接することで忘れていた何かに気付かされています。
北海道は、広く、札幌以外には大きな都市もなく、情報や問題意識の共有化が分散しがちです。人と人とをつなぐ、贈呈式はこのような役割を果たしているようにも思いました。

【鈴木 善人 様】

 

高校生を含む若い人たちに対する3団体への助成、どれもが先見性があり素晴らしかったです。
社会に出る前の高校生たちが地域社会に向けて発信し、それを地域の人たちも受けとめて全国に発信している流れができていること、高校生がこの町を良くしようという原動力になっていくのではないかと思いました。
秋山財団は、都心にいる子どもたちだけではなく地方にいる子どもたちの視点や思いに耳を傾ける、他の助成団体では目を向けないと思うような、小さいがエネルギーのある子どもたちに光を当てたところが素晴らしいです。
北見ではハッカ農家が2~3件しかないとのこと。もともとある北見の名産に子どもたちが目を向けて、農業高校ではないのに、ハッカの良さを知らせたり、自分たちもハッカをつくって収穫し、お菓子屋さんに持っていく。新しいスイーツが全国のコンクールで賞をもらい、取り組むお菓子メーカやもう一回ハッカをやってみようという農家が出てくる。こんなことが高校生の力でできるんだという驚きを感じました。
それから一人ひとりのプレゼンテーション力が素晴らしいです。説得力があります。
中学校のときに修学旅行で東北を訪れようとしていた高校生たちが震災で行けなくなって、東北に対する思いが募り、同級生たちと東北に行ってまずは地域の人たちの話を聞こうということになったとのこと。
聞いた話を集約して色々なところで話をして、自分たちにできることを考えて皆のためになることをしたいというメッセージでした。震災はそばにいないと風化するので、忘れずにいて、自分たちが聞いた話を伝えていこうと、中学・高校生ができるということ、またそこに助成する秋山財団はすごい!と思いました。
大人の研究者への助成も素晴らしいけれど、子どもたちが成長していく中で大人が光を与えていくことがその子どもたちの未来を照らしていくのではないかと思いました。

【佐藤 美由紀 様】

 

20131122_hakka

【麻田 信二 様、学校法人 酪農学園 理事長】 『酪農ジャーナル』2013年11月号より転載

 

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