北海道内における研究者ネットワーク形成を目的としたキックオフミーティングとして、受領者である旭川医科大学准教授 矢澤隆志先生(2022年度研究助成(一般))と、北見工業大学准教授 陽川憲先生(2024年度研究助成(一般))が中心となり、11月18日(月)旭川医科大学にて「研究講演会&交流会」が開催されました。
【研究講演会】17:00~18:40
講 師:陽川 憲先生(北見工業大学・准教授)
演 題:植物を用いた麻酔研究からわかること
―麻酔のふしぎ
場 所:旭川医科大学 講義棟2階 第四講義室
参加者:35名
【交流会】18:45~22:30
場 所:旭川医科大学 総合研究棟8階 会議室
参加者:15名
旭川医科大学に陽川先生をお招きして行われた講演会には秋山財団研究助成過年度受領者をはじめ、多くの教員や学部生にご参加いただき、陽川先生の大変興味深い発表の後には、心臓外科など多分野の研究者との質疑応答が行われ、予定時間を30分以上も超過する白熱した議論が展開されました。
引き続き、場所を変えて行われた懇親会でも新たな参加者が加わり、積極的な交流から終始会話が弾み、全く予想していなかった4時間にも迫るほどの盛り上がりを見せました。
また、臨床医を目指す方が多い環境で学ぶ医学部生にとっては、基礎研究を専門とする陽川先生の存在がとても刺激的だったようで、研究内容を越えてキャリアに関する質問を直接聞きに行くなどの場面もあり、研究者への道筋や研究の楽しさを若い世代へ伝える機会にもなりました。
全体を通して本会は、これまでほとんど面識がなかった同じ道北の大学の研究者同士が大学、分野、年齢やキャリアを越えて交流を深め、秋山財団を通じて新たな繋がりを形成する機会になったことから、開催は大変意義深いものとなりました。
今後もこのような交流会が道内各地で開催され、北海道の研究者ネットワークが広がることを期待しています。
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